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ディーラーさんからの請求書をチェックされていますか?

[記事公開日]2018.12.25

地元の運送会社様へ、DPマフラーの洗浄と尿素水のご案内をさせて頂いたことがありました。

ご相談をさせていただくなかで、「もう腹立つから、ディーラーからの請求書は見ないようにしてる」と苦笑いしながら話されているのが印象的でした。

エンジン内部のインジェクター、ススを焼くところのDPマフラー、尿素水を吹きかけるSCR触媒。この3箇所のトラブルが特に多いということでした。

しかも、新車から2〜3年で交換するというケースが多く、修理代は工賃も含めると30〜100万円と高額です。毎月届く分厚くて高額な請求書に、腹が立つからもう見ないというわけです。

キッタカカンパニーと、グループ会社の運送会社もこの通りで、悪く言えば先方の言われるがままでした。高額な部品を「交換です」と言われたらそれに従う。定期交換部品のような扱いに、これで本当にいいのかと悩んでいました。

そんな経験をもとに、エンジンやDPマフラー、尿素水について勉強して整備の方法を考え直しました。
今では交換を防ぐために、下記の方法でコンディションを良い状態に保つように努めています。

①良くも悪くも、車検時にDPマフラーを洗浄する。
②トラック用のインジェクタークリーナーを入れる。
③不純物(シアヌル酸)の少ない尿素水を使う。
※エンジンオイルの低級なものはダメですが、ここでは長くなるので割愛します。

この取組みを説明させて頂いたら、DPマフラーの洗浄依頼と、インジェクタークリーナーの注文、エコツーライト(不純物が少ない尿素水)も購入していただきました。本当にありがとうございます。

私たち運送会社は、あまり余裕のない工程で運行しています。だから、ディーラーに入るためにトラックを停めるのは難しいところがあります。それに、大きな故障に至らないことにお金をかけにくいのが実情です。
しかし結果として、莫大な修繕費がかかり、トラックの稼働率が下がってしまいます。

そうならないために、私たちもエンジン内部からマフラーまでの構造について、少しでも理解や興味を持つことも必要です。そうすればディーラーさんと、故障や交換を防止するためにどうしたらいいかという前向きな話ができるようになります。

トラックのDPマフラーは、"交換から洗浄という時代"へ。